よくあるご質問
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お茶の選び方について
- Q01. 煎茶
- 細く固くよれて揃っており重量感があるもの、品質が均等、鮮やかな濃緑色でつやのある茶葉を選ぶと良いです。
良質の煎茶は新鮮な若葉の香りと爽快な火入れ香があり、甘さと渋味が程よく調和して後味に清涼感があります。 - Q02. 深蒸し茶
- 葉の切れや粉が少なく、冴えた黄緑色の茶葉を選ぶと良いです。苦渋味のない甘味、旨味があります。
- Q03. 玉緑茶
- 丸くよれ、固くしまって適度に曲がり、重量感のある茶葉を選びます。
釜炒り製は、つやがあり、釜香と呼ばれる独特の香ばしい香りがあるものが良いです。 - Q04. 玉露
- 際立って鮮やかな緑色のものを選ぶと良いです。細くよれて「剣」があるのが上級品。
まろやかな甘味と覆い香が特徴です。 - Q05. かぶせ茶
- 玉露同様、色が鮮やかで、黒ずみの少ないものを選ぶと良いです。
品質が均等で茎や粉が少ないものほど、質が良いとされています。 - Q06. 抹茶
- 色が鮮やかで、うぐいす色のものが上質です。黄ばんだものは品質が落ちているので注意しましょう。
暗緑色のものは渋味があります。
お茶のいれ方(標準)について
- Q01. 日本茶を、おいしくいれるポイントは?
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- 一 お茶の種類の特徴をよく理解すること
- 二 水を吟味すること
- 三 湯は必ず沸騰させてから使用すること
- 四 お茶の種類に合った茶器を選ぶこと
- 五 茶碗に対して、いれる人数による茶の量と湯の量、湯の温度、浸出時間を守ること
- 六 各茶碗の温度が同じになるように「廻し注ぎ」をすること
- 七 最後の一滴まで注ぎ切ること
- Q02. お茶の種類によって、おいしいいれ方は違いますか?
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違います。お茶の種類により、おいしくいれるための茶葉や湯の量、温度が異なります。
おいしくいれるための目安は、次の表の通りです。茶種 茶碗数
(人数)急須の大きさ
(ml)茶碗の大きさ
(ml)茶量
(g)湯温
(℃)湯量
(ml)浸出時間
(秒)玉露(上) 3 90 40 10 50 50 150 玉露(並) 3 90 40 10 60 60 120 煎茶(上) 3 250 100 6 70 170 120 煎茶(並)・玉緑茶 5 600 150 10 90 430 60 深蒸し茶(上) 3 250 100 6 70 170 60 ※煎茶(上)と浸出時間以外は同じ 深蒸し茶(並) 5 600 150 10 90 430 30 ※煎茶(並)と浸出時間以外は同じ 焙じ茶・番茶・玄米茶 5 800 240 15 熱湯 650 30 - Q03. 二煎目以降のおいしいいれ方は?
- 二煎目は残った成分が浸出しやすいようにやや高めの湯温で、浸出も一煎目の半分位で注ぐと良いでしょう。
お茶の保存方法について
- Q01. 茶を変質させる要因は?
- お茶自体の水分、温度、酸素、光線(紫外線)、移り香などが、変質の要因となります。
- Q02. 茶の保存方法は?
- 密封容器に入れて冷暗所に保存するのが良いです。
開封後は、夏季は半月以内、冬季は1ケ月以内で使い切るのが望ましいです。 - Q03. 冷凍庫で保存する場合は?
- 開封していないお茶に限って有効です。
ただし、開封する場合、急激な温度変化で容器に水滴がつく為、常温に戻してから開封しましょう。 - Q04. 急須でいれた冷茶はどれくらいもつの?
- 冷蔵庫で一日(24時間以内)です。
- Q05. 抹茶は冷蔵庫で保管しなければならないのですか?
- 封を切っていない場合は、冷蔵庫での保管が望ましいです。
お茶の種類
- Q01. 不発酵茶とは?
- 酸化酵素の活性を蒸気や熱によって停止させて製造したお茶のことです。「緑茶」がこれにあたります。
- Q02. 半発酵茶とは?
- 茶葉を萎れさせて酵素を若干働かせた後、釜で炒って製造したお茶のことです。「ウーロン茶」がこれにあたります。 (緑茶と紅茶の中間のお茶になります。)
- Q03. 発酵茶とは?
- 茶葉を萎れさせて酵素を十分に働かせて製造したお茶のことです。「紅茶」がこれにあたります。
- Q04. 後発酵茶とは?
- 茶葉を蒸した後、堆積しカビや乳酸菌等の微生物を働かせて製造したお茶のことです。「プーアル茶」がこれにあたります。
- Q05. 浅蒸し茶とは?
- 広く「普通煎茶」と呼ばれているものが、浅蒸し茶です。30秒位蒸すのが一般的です。特徴は次の通りです。
- 一 さっぱりとした味わい
- 二 サラリとした喉ごし
- 三 自然の香味
- 四 上品な渋み
- Q06. 深蒸し茶とは?
- お茶本来の旨味を追求した製法によるお茶です。蒸し時間は、浅蒸し茶の2~3倍になります。特徴は次の通りです。
- 一 渋みが少なく、甘みが多い
- 二 コクがあり、喉ごしが良い
- 三 飲んだあと、口中がさわやか
- 四 煎が良くきく
- 五 水色が美しい
- Q07. 「やぶきたの逸品」の特徴は?
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- 爽やかな香りと甘みの中にさっぱりとした渋味があります。
- チャック付なので空気にお茶が触れにくく、最後まで美味しく飲めます。
- 井ヶ田直営店だけの限定販売です。
- Q08. 「掬翠」は4タイプありますが、それぞれの特徴は?
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- 「掬翠」 …渋味をおさえ甘味のあるお茶。色・味・香りの揃った井ケ田の代表作です。
- 「掬翠 特蒸し」 …蒸す時間が長く、トロリとしたコクがあり、味を楽しめるお茶です。
- 「掬翠 強火入」 …火入れ温度を高くしてあるため、入れた時の香り豊かな味わいが特徴です。
- 「掬翠 純生」 …新茶の味わいそのままに、摘みたての爽やかさが楽しめるお茶です。
- Q09. 煎茶とは?
- 日本茶の代表的なお茶で、新茶を蒸して揉んで乾燥したものです。国内生産量の約8割を占めます。
- Q10. 番茶とは?
- 夏や秋に摘んだ比較的大きく固い下級葉を原料にしたお茶です。すっきりとした香りと味わいが特徴です。
- Q11. 玉露とは?
- 茶畑に覆いをかけ、直射日光を避けて栽培した高級茶です。煎茶より旨味成分が多く、苦味は少ないです。 覆い香が特徴です。
- Q12. かぶせ茶とは?
- 玉露と栽培方法が似ていますが、短期間だけ茶畑に覆いをかけたお茶です。煎茶と玉露の中間のお茶になります。
- Q13. 抹茶とは?
- 日光を避けて育て、蒸したのち葉脈を取り除き、揉まずに乾燥させたものを、碾茶(てんちゃ)といいます。 この碾茶を石臼で挽いて粉にしたものが抹茶です。
- Q14. 蒸し製玉緑茶とは?
- 最終工程の精揉を省略して匂玉状にしたお茶です。さっぱりとした味が特徴で、「ぐり茶」とも呼ばれます。
- Q15. 釜炒り製玉緑茶とは?
- 鉄製の釜で炒って仕上げて匂玉状にしたお茶です。炒った香りとさっぱりとした味が特徴で、九州地方が主産地です。
- Q16. 焙じ茶とは?
- 番茶や煎茶を強火で炒り、香ばしい香りを出したお茶です。
- Q17. 玄米茶とは?
- 番茶や煎茶に高圧で炒った米を混ぜたお茶です。
- Q18. くき茶とは?
- 葉や軸を集めたお茶です。玉露や上級煎茶のくき茶は、「雁が音」と呼ばれます。
- Q19. 芽茶とは?
- 茶葉の芽先の芯を集めたお茶です。「シン」とも呼ばれます。
- Q20. 粉茶とは?
- お茶を仕上げる際に、葉と葉がこすれてできる細かいお茶です。
- Q21. 井ケ田で深蒸し以外の新茶が遅れるのはなぜ?
- 店舗・営業部門での使用量が一番多い深蒸し茶から仕上げるためです。
- Q22. お茶は何科の種類に属しますか?
- ツバキ科カメリア属(カメリア・シネンシス)に属します。
- Q23. 玉露の新茶はいつごろ?
- 例年7月頃になります。玉露は新茶が伸びる頃に覆いをするので、摘みとりまで時間がかかり煎茶よりも遅れます。
- Q24. 粉末茶と抹茶の違いは?
- 煎茶を粉末にしたものを粉末茶といいます。抹茶とは区別しています。
お茶の栽培
- Q01. 茶の栽培に適した気候とは?
- 平均気温13℃以上、年間降水量が1300mm以上の亜熱帯地方といわれています。
- Q02. 茶の栽培の北限は?
- 経済的北限は、新潟県村上市と茨城県大子町を結んだ線までの付近です。
- Q03. 茶畑をかまぼこ型にするのはなぜ?
- 枝の表面を半円型にすることで、摘採面積を広くするためです。
- Q04. 有機栽培茶とは?
- 有機栽培茶には、次のような栽培・加工条件があります。これらを満たしているものが有機栽培茶です。
3年以上化学合成農薬、化学合成肥料及び化学合成土壌改良資材を使用しない栽培方法で、慣行栽培圃場から肥料や農薬の飛散がない茶園で生産された生葉であること。製造や包装の工程で有機農産物でないものと混合しないこと。 - Q05. 無農薬栽培茶とは?
- 農薬を使用しない栽培方法で生産されたお茶です。
- Q06. 現在宮城県で栽培されているお茶は?
- 桃生茶というおいしいお茶があります。
- Q07. お茶の収穫時期はいつ頃?
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井ヶ田の自社農園がある静岡県牧之原地域の場合は、次の通りです。
- 一番茶 4月25日~5月10日頃(一番茶が生産量全体の50%を占めています。)
- 二番茶 6月20日~7月5日頃
- 三番茶 7月25日~8月10日頃
- 秋冬番茶 10月上旬~中旬頃
お茶の製造方法
- Q01. 荒茶製造工程とは?
- 収穫された茶葉は、すぐに酸化酵素により発酵が始まる為、産地以外では荒茶製造が難しいといわれています。
荒茶製造の工程は次の通りです。
- 蒸し 茶の葉を蒸気で蒸す。
- 冷却 茶の葉の表面の水分を取り除きながら冷ます。
- 粗揉 粗揉機に入れ、熱風で揉みながら乾かす。
- 揉捻 茶の葉に力を加えて、水分の均一化をはかりながら揉む。
- 中揉 茶の葉を再び熱風で揉みながら乾かす。
- 精揉 茶の葉に熱と力を加え、形を整えながら乾かす。
- 乾燥 茶を充分に乾かす。(水分5%前後)
- Q02. 仕上げ製造工程とは?
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荒茶をおいしいお茶に仕上げるためには、次のような仕上げ製造工程があります。
井ヶ田では、全国でも珍しい自社工場である仙台の卸町工場にて行っています。
- 選別 荒茶は形が大小さまざまな状態で混じりあっているので、ふるい分けたり切断したりして形を整える。
- 乾燥 茶をさらによく乾燥させると同時に独特の茶の香りを引き出す。(水分3%前後)
- 包装 仕上がった茶を計量して袋に詰める。
- Q03. ギャバロン茶はどうやって製造するの?
- 生葉を窒素ガスで嫌気処理をして製造します。この製造方法により、グルタミン酸がGABAに変化する特性を利用したお茶です。ギャバロン茶という名前は、「γ-アミノ酪酸:GABA」に因んで名付けられました。緑茶の10倍以上の血圧上昇抑制作用があります。
お茶の成分と効能
- Q01. お茶の成分とは?(お湯に溶け出す成分)
- お茶の水溶性成分(お湯に溶け出す成分)は、20%~30%といわれています。
- ●カテキン類(渋味)
抗酸化、抗突然変異、抗癌、血中コレステロール上昇抑制、血圧上昇抑制、血糖上昇抑制、虫歯予防、抗ウイルス等 - ●カフェイン(苦味)
中枢神経興奮、利尿作用 - ●テアニン(旨味・甘味)
血圧上昇抑制、脳・神経機能調節 - ●ビタミンC
かぜ予防 - ●γ-アミノ酪酸
血圧上昇抑制 - ●亜鉛
味覚異常防止 - ●フッ素
虫歯予防
- ●カテキン類(渋味)
- Q02. 茶の成分とは?(茶殻として残る成分)
- お茶の不溶性成分(茶殻として残る成分)は、70%~80%といわれています。
- ●食物繊維
生活習慣病予防 - ●たんぱく質
栄養素 - ●クロロフィル
消臭効果 - ●ビタミンE
溶血防止 - ●β-カロテン
抗酸化
- ●食物繊維
- Q03. お茶の種類によって成分は違いますか?
- カテキンは、煎茶や玉緑茶に比べて玉露、番茶がやや少なく、抹茶、ほうじ茶はさらに少なくなります。
アミノ酸は、玉露、抹茶が多く、煎茶、玉緑茶がこれに続きますが、上級、中級、下級と順次低下し、番茶ではさらに少なくほうじ茶ではほとんどありません。
カフェインは、玉露、抹茶、上級茶に多く含まれ、下級茶になるほど少なくなります。部 ほうじ茶は高温で焙煎する為、アミノ酸、カテキン、カフェイン、ビタミンCも少なくなります。 - Q04. ペットボトルのお茶と急須でいれるお茶の成分の違いは?
- 基本的な成分には大きな違いはありませんが、含まれる量には違いが出ます。
一般的なペットボトルのお茶の場合、カテキンの濃度は並級煎茶に近く、アミノ酸やカフェインは番茶に近いです。 - Q05. お茶をどれ位飲めば効果がありますか?
- 疫学調査によると、癌予防には一日10杯以上飲むと効果があるといわれています。
お茶の歴史
- Q01. 茶の樹のルーツは?
- 中国雲南省西南部あたりが茶の樹のルーツといわれています。
- Q02. お茶はいつから飲まれていますか?
- 伝説では約5000年前(神農帝)、記録上では約2000年前(王褒の僮約)といわれています。
- Q03. 初めはどのようにしてお茶が飲まれていましたか?
- 餅茶や団茶等の固形茶が主流だったといわれています。削って煮出して飲まれていたようです。
- Q04. 日本にお茶が伝わったのはいつ?
- 奈良時代の遣唐使によって伝えられたと言われています。
- Q05. 日本で最初にお茶を栽培した場所は?
- 最澄が中国から茶の種を持ち帰り、近江の坂本に植えたとされています。
- Q06. やぶきた茶の由来は?
- 杉山彦三郎が開発した優良品種で、竹やぶを開墾した茶園の北側から選抜したことが名前の由来だといわれています。
全国の栽培面積の約8割を占めています。 - Q07. 深蒸し茶を飲まれるようになったのはいつ頃から?
- 深蒸し茶は昭和30年代に牧之原台地を中心に製造が始まりました。特に関東地区での人気が高くなっています。
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