お茶の上手な淹れ方
もっとお茶をおいしく。
茶葉や湯の量、湯の温度、蒸らし時間など、基本を知れば、お茶は格段においしくなります。
甘・渋・コク・さっぱりなど、自分の好みを探し、飲み比べながらお茶の世界を楽しみましょう。
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お茶を楽しむためのお湯の温度の目安
- ほうじ茶(90~100℃)
- グラグラと沸騰させた熱湯を、そのまま急須へそそぎます。
- 抹茶・煎茶(70~80℃強)
- 一度沸騰させたお湯を器に移し、落ち着かせてから使います。
- 玉露(50~60℃)
- 一度沸騰させたお湯を玉露用の茶碗へ。次に湯冷ましに移し、冷まします。低い温度で、とろりとした甘みと旨みを引き出しましょう。
- 冷茶(10℃前後)
- あらかじめ、冷蔵庫で冷やした水を使います。お好みで、氷をいっしょに入れても。
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ほうじ茶
湯温度:100℃前後 茶葉:3g / 人 抽出時間:30秒
ほうじ茶は沸騰した湯でいれるのが基本。
手早くいれるのがポイントです。-
1.急須に茶葉を
少人数の場合は、ちょっと茶葉を多めに入れます。 -
2.急須にお湯を
沸騰させた湯を急須に直接注ぎます。
ぬるいお湯ではお茶の香りが出ません。
「香りが命」だから熱湯を一気に注いで香りを出します。
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3.茶碗に注ぐ
30秒程蒸らして茶碗に注ぎます。
複数分入れる時には、同じ濃さになるようにまわし注ぎます。
熱いので、茶碗の八分目くらいの量にしましょう。
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煎茶
湯温度:80℃前後 茶葉:2~3g / 人 抽出時間:1~1分30秒(深蒸し煎茶の場合20~30秒)
同じお茶でも、渋め、まろやかと湯加減で味わいが変わります。
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1.急須に茶葉を
茶葉は1人分
ティースプーン山盛り1杯(約2~3g)、2人分なら山盛り2杯弱(約5g)が目安。
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2.急須と茶碗を温める
茶碗に湯を入れます。
茶碗が温まったら、急須に湯を移します。
煎茶を80℃以上の熱いお湯で入れると渋み成分のカテキンが出てスッキリとした香り高い味に。
70℃前後の少し冷ました湯でいれると甘み成分のテアニンなどのアミノ酸が引き立ってまろやかな味に。
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3.茶碗に注ぐ
茶碗に急須のお茶を注ぎます。
複数の茶碗に注ぐときは、お茶の濃さが均一になるように少しずつ、まわし注ぎます。
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4.最後の一滴まで
急須にお湯を残しておくと、2煎目の味が落ちるので注ぎきります。
どんな煎茶でも、2煎目以降は温度の高いお湯を使い、蒸らし時間を短くします。
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抹茶
湯温度:80℃前後 茶葉:2g / 人
茶葉ごと飲むからヘルシーです!
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1.茶碗を温める
茶碗に湯を注ぎ温めておきます。
その中で茶筅(ちゃせん)を振り、茶筅も温めます。 -
2.茶杓(ちゃしゃく)で抹茶を入れる
湯を捨て茶碗の内側を拭き、茶杓で抹茶をすくい茶碗に入れます。
抹茶をあらかじめ茶こしでこしておくとダマになるのが防げます。
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3.湯を注ぐ
一度涌かしてから適温に冷まして使います。 -
4.茶筅でたてる
抹茶は「いれる」ではなく、「たてる」と言います。
左手で茶碗をしっかり押さえ、茶筅を手前と向こう側に小刻みに動かして抹茶を溶かします。
全体的に泡だったら、最後に「の」の字を描くように一混ぜし、中央から茶筅を立てて引き上げます。
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玉露
湯温度:50~60℃前後 茶葉:4g / 人 抽出時間:2~3分
低めの温度で時間をかけて。
茶碗は小ぶりのものを。-
1.湯を適温に
一度沸騰させた湯を、まず人数分の茶碗に注ぎます。
茶碗の湯を急須に移し、急須が温まったら湯冷ましに注ぎ温度を適温にします。 -
2.急須に茶葉を
小ぶりの急須に茶葉を入れ、湯冷ましの湯を注ぎます。
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3.茶碗に注ぐ
時間をおいて蒸らし、茶碗に注いで色を確かめます。
まだ色が薄いようなら、もうしばらく待ちます。
複数の茶碗に注ぐときには、お茶の濃さが均一になるように少しずつ交互に注ぎます。 -
4.最後の一滴まで
おいしい2煎目のために、注ぎきりましょう。
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冷茶
温度:冷水 茶葉:深蒸煎茶ティーバッグ1個 / 人 抽出時間:4~5分
茶葉でもできますが、ティーバッグもお手軽!
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1.急須にティーバッグを
急須にティーバッグを人数分入れ、あらかじめ冷やしておいた水を使います。
普通に入れるより、水は少な目にします。
透明な容器ですと涼しげで、抽出の色味も分かりやすくなります。 -
2.抽出はじっくり
抽出にはじっくり時間をかけて。
最終判断は色味で決めましょう。
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3.茶碗にそそぐ
十分に抽出されて鮮やかな黄緑色になったら氷をいれた茶碗に注ぎ入れます。
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井ヶ田のお茶一覧
深蒸し茶
美しい緑の水色、まろやかな甘味、深いコク。
浅蒸し茶
新茶の香りを生かしたフレッシュな味わい。
有機栽培茶
大自然そのままの旨味とコクが自慢のお茶。
ほうじ茶
深い味わい、心やすらぐ香りの良さが自慢。
玄米茶
煎茶に玄米をブレンド、香ばしい玄米の香り。
玉露・抹茶
手間と愛情がかけられた贅沢な味わい。
鳥龍茶・番茶
健康効果の高い成分を多く含んだお茶を。
芽茶・粉茶・くき茶
おいしさいろいろ、お茶の世界を広げて。
お茶の総合情報
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