今から約60年以上前、当時「深蒸し煎茶」は全く新しいジャンルの煎茶でした。当時はまず茶葉ありきで、新茶のフレッシュさが全面的にあらわれる「浅蒸し煎茶」が主流。そんな中、製法にこだわる「深蒸し煎茶」にいち早く着眼し、仙台の地に広げたのが井ヶ田です。質の良い茶葉にこだわり、さらに製法にもこだわれば、きっとこの上なくおいしいお茶ができるはず。そのまろやかな味と豊かな香り、美しい色は、極上のくつろぎとやすらぎを与えてくれます。あなたも、とっておきの「深蒸し煎茶」に出逢ってみませんか。
自社農園で栽培した高級茶葉を、新鮮なまま、深蒸しする…それが、井ヶ田の深蒸し煎茶です。細やかな温度管理で新鮮さを保った茶葉を、じっくりと丁寧に火入れし、香りも味も奥行きのある深蒸し煎茶へと仕上げていきます。この深蒸しの技術は、井ヶ田が自社工場で独自に極めたもので、長年こだわり続けた歴史があります。
深蒸し煎茶は、浅蒸し煎茶に比べて茶葉が細かくなります。時には、その見た目から「粗悪品」と勘違いされることも。製法として、浅蒸し煎茶よりも長く蒸すため葉が細かくなり、くず葉(安いお茶)に間違われることがまれにあるのです。しかし、この細かい茶葉こそ、井ヶ田の深蒸し煎茶の大きな特徴の一つであり、他にはないこだわりと想いがつまった部分です。浅蒸し煎茶ももちろんおいしいのですが、深蒸し煎茶を召し上がったことの無い方は、ぜひとも一度お試しください。「こんなお茶があったのか」と驚いていただけること間違いなし、と私たちは自負しております。
茶葉の見た目による誤解を解くのには、味わっていただくのが一番です。お茶をいれた時の豊潤な香り、濃厚でまろやかな旨味。そして、きれいな濃い緑色。香り・味・色の良さに、多くのお客様が最初は本当にびっくりなさいます。
特に関西方面のお客様は、この井ヶ田の深蒸し煎茶との出逢いに、良い意味で驚かれる方が多いようです。関西地方では一般的に、かぶせや玉露のような、“甘味が強く、水色の淡いお茶”を好む傾向があるのですが、「この深蒸し煎茶を飲んだら、お茶へのこれまでの概念が変わった」との御声までいただいております。甘味もあるけれども旨味が深く、濃く出ても苦みや渋味が少ない深蒸し煎茶。じっくり蒸すというその製法により、ビタミンやアミノ酸などの身体に良いお茶の成分がよりとけ出しているのも特徴です。「何杯飲んでも飽きない」「いつまでも飲み続けたくなるおいしさがある」このようなお客様の御言葉は、私たちにとって、この上ない喜びです。